少々間が空きましたが、今日はBloom Print ができるまでのことをを書きたいと思います。 まず、Bloom Print を作るきっかけになったのは、カメラマンでもある夫が撮っていた花の写真を見た時でした。(夫のHPはこちら→https://www.paradox-photo.com) その時、『これは使える!』と閃いたのです。この花をいっぱいつけた服があったらどんなに素敵だろうと。 そして、記念すべきTISSU ROUGEの最初のメインテーマとして採用することになりました。
Bloom Printは元々1輪1輪撮っていた花の写真をプリント用に構成したもので、使用した写真は20枚以上にも及びました。
背景の色はピンク?グリーン?花のサイズはこれくらい?もっと大きく?こっちは小さく? あれこれ長時間調整しながらバランスよく配置し、メリハリをつけ、色の調整をし、リアルな花になりすぎないように(洋服にした時に綺麗に見えるように)細かいドットで表現。 さらにはリピートをさせるために試行錯誤しながら作り上げたデーターをインクジェットでプリントしました。
プリントをお願いしたのは前職でお世話になった仕入先様。このデーターのプリント媒体にはポリエステルの厚手のサテン素材を採用。張りがあって光沢もあり、華やかさを演出してくれます。
残念ながら、生地へのインクジェットプリントの特性上、データー上ほどの鮮やかな彩度は再現できませんが、何度もマス(試し刷りしたプリント見本)をやり直し、何とかサンプル製品の色が出せました。
この生地を使った Bloom Print Coat と Skirt は、コレデモカッ!(笑)っていうくらい華やかで、きっと着る人の気分を盛り上げてくれる事でしょう。 原色の柄が完成したら、次はカラーバリエーションいっちゃいましょう! という事で、Red バージョン、Black バージョンも作ってみたら、これがもう想像以上にいい感じ! Bloom Print Cotton Lawn Pleated Apron や Bloom Print Cotton T-Shirt など、アイテムのバリエーション展開に大いに役立ちました。
立ち上がり最初のシーズンにふさわしい柄になったと思います。
この華やかな世界に1つしかない柄で、春らしい気分を感じて頂きたいです!